・口が開かない

・口を開けようとすると顎が痛む

・口を開け閉めするとカクカク音がする

・顎の関節が痛む

・顎がだるい

 

こういった症状はいわゆる「顎関節症」と一般に呼ばれています。

国際的にはTMD (temporomandibular disorders)という病名が一般的なのですが、実は日本でいう「顎関節症」と同義語ではありません。

この病気は、噛み合わせの悪さや体のゆがみなどが原因で顎関節に異常をきたすと以前は考えられていました。

しかし、現在ではそれは否定され、上記のような症状の原因が顎関節そのものにあることが少ないということもわかってきました。そのため、国際的には「顎関節症」という言葉を使わなくなったのです。

また、これまでマウスピース（スプリント）を歯に装着することが治療の第一選択とされていましたが、その有効性に科学的根拠がないことをご存知でしょうか。

当院では、エビデンス（根拠）に基づいた最新の知見でこの病気の治療を行っています。